
八木保 × 今野智弘(NEXUSVII.)—— 普遍的なデザインとカルチャーの視点が交差する、Coogeeの新たなアイデンティティ
「アジアに溶け合う」をコンセプトに、クリエイター事業やブランド開発を展開するCoogee。その新たな顔となる企業ロゴを手掛けたのは、エスプリやアップルストアのコンセプトデザインなどで知られる世界的アートディレクター・八木保氏。そして、空間を含めた全体のプロデュースに関わるのは、NEXUSVII.(ネクサスセブン)のデザイナー・今野智弘氏だ。
世代も活動拠点も異なる二人が、アジアの若年層トレンドを牽引するCoogeeという場で、どのような化学反応を起こしたのか。デザインの背景と、次世代のカルチャー創出について語り合っていただいた。

「トレンド」の最前線に、
「普遍的」な軸を打ち込む
—— まず、お二人がCoogeeのプロジェクトに関わることになった経緯から教えてください。
今野智弘(以下、今野): 元々、Coogeeの代表とは個人的な繋がりがあり、「会社を次のステージへ進めるにあたって、見え方や空間を含めたリブランディングをしたい」と相談を受けたのが始まりです。Coogeeは韓国コスメやアジアの最新トレンドをいち早くキャッチして形にする、非常にスピード感のある会社です。ただ、だからこそ、企業としての根幹には「流行に左右されない、普遍的で揺るぎない軸」が必要だと感じました。そこで、僕が長年リスペクトしてやまない八木さんに、どうしてもロゴをお願いしたくてお声がけさせていただいたんです。
八木保(以下、八木): 今野くんから熱心な手紙をもらってね(笑)。彼がストリートカルチャーやヴィンテージに対して持っている深い探求心は以前から知っていましたし、彼がプロデュースに回るのであれば、面白いことができるかもしれないと思ったんです。
—— 八木さんから見て、Coogeeという会社の第一印象はいかがでしたか?
八木:非常に若く、エネルギーに満ち溢れている。そして「アジアから世界へ」というボーダレスな視点を持っている点に惹かれました。私は長年アメリカ西海岸を拠点にしていますが、そこから見ても、今のアジアのカルチャーの熱量には目を見張るものがありますから。
「流行を追う会社だからこそ、流行に左右されない普遍的で揺るぎない軸が必要だった」(今野)

—— 八木さんから見て、Coogeeという会社の第一印象はいかがでしたか?
八木: 非常に若く、エネルギーに満ち溢れている。そして「アジアから世界へ」というボーダレスな視点を持っている点に惹かれました。私は長年アメリカ西海岸を拠点にしていますが、そこから見ても、今のアジアのカルチャーの熱量には目を見張るものがありますから。